平成23年度 国土交通大臣賞 循環のみち下水道賞受賞
令和元年度 土木学会賞「環境賞」受賞
本技術は、合流式下水道雨天時越流水に含まれる夾雑物対策として、無動力、容易な維持管理そして既存の雨水吐室内の簡易な工事で改良が可能な新たな手法です。
雨水吐室の汚水管流出管渠入口に、制御板を設置するとともに、越流堰の前面にガイドウォールを設置し、渦巻き流を誘発させ、夾雑物を下流側流出管渠へ流出させるものです。既設機械式ろ過スクリーンとの併設により、維持管理の負担を軽減します。
設置後の雨水吐室
本工法は、以下の特徴を有しています。
・構造が簡易で経済性に優れ、既設の雨水吐き室内での簡易な作業で設置できる。水面制御装置は、以下の組み合わせから構成されます。
・ガイドウォール
浮遊性きょう雑物が越流水とともに放流されることを防ぐとともに、きょう雑物を汚水流出管きょ付近に誘導するものである。・制御板(縦型または横型)
雨水吐き室内の汚水流出管きょ入り口付近に渦流を発生させ、雨水吐き室内に浮遊するきょう雑物を汚水流出管きょへ引き込むために設置する装置である。Copyright(c)2013 Tokyo Metropolitan Sewerage Service Corporation. All Rights Reserved.