ディスポーザ排水システム調査業務
計画時に下水道管理者に提出された排水設備計画届出書や維持管理計画書をもとに、ディスポーザの設置状況等を現地で確認しています。また、使用開始後のシステムにおいては、維持管理計画書等から管理状況を確認するとともに、現地で採水した処理水を水質分析し東京都下水道局へ報告しています。
ディスポーザ排水システムとは
ディスポーザで粉砕した生ごみを含む排水を、排水処理装置で処理してから下水道に流すシステムのことです。
東京都下水道局では、ディスポーザを設置する場合は、いわゆる「ディスポーザ排水処理システム」でなければならないとしています。
ディスポーザ排水処理システムには、次の2つのタイプがあります。
- 生物処理タイプ
ディスポーザからの排水を専用配管で排水処理槽(排水処理部)へ排出し、生物処理した後排水のみを公共下水道へ排除し、汚泥は別途廃棄する方式。
- 機械処理タイプ
ディスポーザからの排水を機械装置(排水処理部)によって固形物(乾燥ごみ等)と液体とに分離し、分離された液体のみを公共下水道へ排除し、乾燥ごみ等は別途廃棄する方式。
ディスポーザ排水システム設置状況調査
システムの設置完了後、お客さま入居前に施工者立会の上、家屋内に立入り、ディスポーザ部、専用排水管及び排水処理槽等が届出書類と整合しているかを確認しています。
調査日時は、事前にディスポーザ施工者等と調整し設定しています。
ディスポーザ排水システム維持管理状況調査
システムの使用開始後、維持管理計画書をもとに適正に維持管理されているかを確認しています。
水質調査は、お客さま宅を戸別訪問し排水処理槽の処理水を採取した後、水質分析を行っています。
お客さまから収集したシステム点検報告書及び水質分析結果をもとに管理記録を作成し、東京都下水道局に提出しています。
本調査に従事する調査員は、東京都下水道局からの「作業委託証明書」「東京都下水道サービス株式会社社員証」を携帯し、「東京都下水道局委託 排水設備調査員」の腕章をしています。
※調査は東京都下水道局から依頼され実施するものであり、調査に関する費用は一切かかりません。
※調査結果は、東京都下水道局へ提出され、指定事業者の指導等に活用されます。
- 管路部 土木技術課 排水設備調査担当
〒100-0004 千代田区大手町2-6-3
TEL.03-3241-0753 FAX.03-3241-0710