第14回(平成24年度)国土技術開発賞 優秀賞受賞
令和4年度 土木学会賞 技術賞(Iグループ)受賞
DO-Jet工法は、推進工法やシールド工法の密閉型の掘進機に超高圧ジェットシステムを搭載し、「地中支障物の探査」、「切断・除去」や切断時における「切断防護改良、重要構造物の防護改良」などの作業を掘進機より非開削で行うことができる工法です。「前方探査」・「超高圧地盤改良」・「切断・除去」の3つの基本機能により構成されています。また、施工の目的に応じて単独での適用も可能です。
地盤改良体造成状況
DO-Jet工法は、3つの基本機能により構成されています。
1)前方探査 支障物の位置等を確認するため、探査材(溶液型瞬結タイプ)を支障物に噴射(100Mpa程度)し、反射音を計測し、そのデータをもとに分析することで、支障物の位置、材質、形状、範囲等を判定します。
2)超高圧地盤改良 支障物切断前の切断防護改良、既設構造物防護改良等、周辺地盤の安定と地盤強化のため、掘進機内から地盤改良材(セメントミルクと珪酸ナトリウム溶液の混合材)を噴射して、安全・確実に改良体を造成します。
3)切断・除去 支障物を切断するため、切断材(ポリマーに硬化剤と研磨材を添加したアブレシブスラリーと珪酸ナトリウム溶液の混合材)を掘進機内より超高圧ジェットで支障物に噴射(Max245MPa)し、H型鋼、鋼矢板など鋼材や木杭、鉄筋コンクリート杭などを排泥装置で回収できる大きさに切断します。さらに、切断した切断片を掘進機内に回収します。
Copyright(c)2013 Tokyo Metropolitan Sewerage Service Corporation. All Rights Reserved.