技術開発事業

下水道管路内の圧力開放装置

内容
頻発する集中豪雨時には急激に管路内水位が上昇し、これにともない管路内圧力の高まりを招いています。この結果、マンホールの蓋の浮上・飛散、あるいは、マンホール蓋周辺の舗装の持ち上がり・損壊現象等を引き起こしています。本装置は、既設マンホール蓋・受枠を撤去し、本装置(専川蓋・受枠有)に置き換えるだけで優れた排気性能を発揮し、諸現象の発生頻度、並びに、現象による影響の著しい低下が期待できます。
特徴
①排気口の開口面積が1,785cm2と大きく、管路内の圧力を効率よく開放します。
②普段は弁が閉じており密閉性も高く、管路内からの騒音・悪臭を防ぎます。
③空気弁筐内の清掃は地上から水を散布することで可能です。
④本装置はマンホール上部に設置する構造となっています。従来の人孔上部取替工事と同工程です。

飛散防止対策の性能比較(人孔内径60cm)

種別 排気口面積
(cm2)
吸気口面積
(cm2)
開口面積率
(%)※
維持管理の
容易性
部材費
GLV型 512 256 18.1
飛散防止鉄砕 609 609 21.5
新装置 1,785 892 63.2

※開口面積率=空気排気口面積/人孔口面積

施工例

お問い合わせ先
管路部 管路調整課
TEL.03-3241-0893
日本ヒューム株式会社
TEL.03-3433-4117
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