りんは河川や海域などの富栄養化の要因となり、赤潮や青潮といった被害とともに水環境に悪化をもたらします。
開発したりん固定剤(ホアスミット)を、下水汚泥の処理工程中に添加することにより、りんを固定し、良好な放流水質を維持します。
また、汚泥に含まれるりんは、国内のりん資源化として注目を浴びています。
品種 | りん固定剤(ホスアミット) 塩化アルミニウム系 |
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機能 |
処理前の汚泥中に存在する溶解性りんをアルミニウムイオンの作用で固定し、返流水中のりんを低減します。 また、硫化水素発生を防止する成分を含み、汚泥処理工程における臭気を低減する機能も有しています。 PO43-(溶解性りん) + Aℓ3+ → AℓPO4(不溶化) |
りん固定剤(ホスアミット)は、汚泥貯留槽等に添加します。
また、汚泥脱水機の前の濃縮汚泥槽に添加することもできます。
りん固定剤の貯留タンク
使用実績として、東京都区部汚泥処理プラントにて令和4年度末まで、72,510tの使用実績があります。
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